本ページには広告が含まれます

パソコン(PC)を買ったらすぐにすべきこと~回復ドライブ・リカバリメディアの作成/Officeプリインストールの場合Microsoftアカウント

PCの調子が悪くなった場合には,リカバリ(初期化)をする必要があります。メーカー製PCの場合,Windows 10 のOSだけではなく,各メーカーが独自に添付している,ドライバやプリインストールソフト(ブルーレイ再生ソフト)などについても復元する必要があります。

しかしながら,ここ数年のメーカー製PCには,リカバリメディアは付属していません。

そのため,各メーカーが用意する手順に従って「自分で」リカバリメディアを作成する必要があります。

PCの調子が悪くなってからでは,正常にリカバリメディアを作成することができない場合がありますので,PCを購入したらすぐに作成しておくことをお勧めします。

リカバリメディアの作成をしないまま,PCの調子が悪くなり,初期化する場合には,メーカーに修理を依頼する方法や,メーカーからリカバリメディアを購入する方法もありますが,費用が高額になりがちであること,リカバリメディアの在庫があるか分からないというリスクがあります。

あらかじめ「自分で」リカバリメディアを作成しておくことを強くお勧めします。

万一に備えセットにして保管しておくべきもの

必須

1.リカバリメディア・再セットアップメディア・回復ドライブなどを作成するために必要なUSBメモリ
※32GB以上のUSBメモリを別途用意する必要があります。

必須(Office付属PCの場合)

2.Officeのカード

3.Officeに紐づけたMicrosoftアカウント

任意

(4.Officeのインストールディスク・ディスク用のプロダクトキー)

メーカーごとの初期化方法

NEC

再セットアップメディア(1回のみ作成可能)

NECのPCを購入した場合,再セットアップメディアを「1回のみ」作成することができます。必要な容量は機種によって異なりますので,再セットアップメディア作成ツールで確認が必要です。「16GB以上」と表示された場合であっても,16GBのUSBメモリでは容量が不足すると表示されたことがありましたので,32GB以上のUSBメモリを用意することをおすすめします。

家電量販店などで購入してもよいですが,メーカー保証がない代わりに安く購入できる「並行輸入」のUSBメモリが「風見鶏」などで購入できます。

32GB(USB2.0) 64GB(USB2.0)
楽天
THN-U202W0320A4 [風見鶏 楽天]

THN-U202W0640A4 [風見鶏 楽天]
PayPay THN-U202W0320A4 [PayPayモール] THN-U202W0640A4 [PayPayモール]

Surface(Microsoft)

工場出荷時のイメージがWebからダウンロード可能。

富士通

自分で作成が必要

東芝

自分で作成が必要

メーカー共通

Office Premium(在庫限り)・Office 2016をはじめて利用するときには,Microsoftアカウントを設定する必要があります。初回インストールにはインターネット接続が必須となっています。

なお,Office 2016(法人向け) 搭載PCの場合には,Microsoftアカウントの設定が必要ありません。家電量販店などで売っているOffice 2016(個人向け) 搭載PCの場合には,Microsoftアカウントの設定が必要です。

Office 2016 搭載 PC (個人向け) (法人向け) の違いについて

初回インストール

Microsoftアカウント(メールアドレス)・パスワードを必ず控えておきます。

Microsoftアカウントのメールアドレスは,将来にわたって使い続けることができるものを選ぶとよいでしょう。

「Gmail」は,携帯電話会社,学校・職場にかかわらず使い続けることができますので,普段使用しているGmailアドレスをMicrosoftアカウントにするとよいでしょう。

以下の4点をメモしておくと,リカバリ後に便利です。

Microsoft アカウント
(メールアドレス)
xxxxxx@gmail.com
 パスワード  ********
 カードに記載のプロダクトキー
(初回のみ使用) ※1
 AAAAA-BBBBB

-CCCCC-DDDDD

-EEEEE

 ディスクを作成のプロダクトキー
(再インストール用) ※2
 FFFFF-GGGGG

-HHHHH-IIIII

-JJJJJ-KKKKK

※1 カードに記載のプロダクトキーは初回インストールの1回のみ有効です。再インストールの際は,初回インストールの時に利用したMicrosoftアカウントが必要となります。Microsoftアカウントに長期ログインしないとアカウントが消滅する場合がありますので,定期的にMicrosoftアカウントにログインするようにしましょう。万が一,アカウントが消滅した場合は「①Microsoftアカウント,②カードに記載のプロダクトキー」があればライセンスの復旧が可能であるようです。

※2 「ディスクを作成」から作成したディスクによる「ディスクインストール用のプロダクトキー」は,カードに記載の初回インストール用のプロダクトキーとは異なります(カードに記載されているのは,OfficeをMicrosoftアカウントに紐づけるためのキーです)。ディスクとディスクインストール用のプロダクトキー」を保管しておけば,リカバリや再インストールの際にオフラインでインストールが可能です。

2回目以降の再インストール(初期化後)

リカバリ後,Office.com からMicrosoftアカウントでログインして再インストール

ダウンロードに時間がかかるというデメリットがありますが,インストールが完了するとすぐ最新版を利用できるというメリットがあります。

「ディスクを作成」で作成しておいたDVD-Rでオフラインインストール

ディスク作成時点の最新版がインストールされるため,リカバリ後は最新版ではないものがまずインストールされるというデメリットがあります。インターネットからOfficeのプログラムをダウンロードする時間が省け,すぐにOfficeを使い始めることができるというメリットがあります。なお,Officeはバックグラウンドで最新版に更新されます(ただし,Office Premium の場合であっても,2013→2016のようなアップグレードはされません)。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする