【レビュー】Pioneer BDR-XD07W
付属品
- ドライブ本体
- 取扱説明書(保証書が印刷されています)
- USBケーブル(35cm)
- Type-C変換ケーブル(10cm)
- DVD-ROM(CyberLink Media Suite)
バンドルソフト
ブルーレイ再生ソフト
BDR-XD07シリーズには,ブルーレイ再生ソフトとして「PowerDVD 14」が付属しています。その他にも,映像編集ソフトやディスク書き込みソフトなどが付属しています。これらのソフトウェアは,付属のDVD-ROM(CyberLink Media Suite)からインストールします。
BDR-XD07シリーズ・BDR-XD06J-UHDに付属している「PowerDVD 14」は,Windows 10に対応しています。
BDR-XS06J・生産終了のBDR-XD05シリーズに付属している「PowerDVD 12」は,Windows 10で使用するためには,インストール後にオンラインでアップデートが必要です(→Windows 10対応について)。
ドライブ設定
「Pioneerドライブユーティリティ」は,静音モードなどの設定に使用します。「Pioneerドライブユーティリティ」は,付属のDVD-ROMには収録されていないため,以下のURLからダウンロードします。必要に応じてインストールしましょう。
http://pioneer.jp/device/list_wr_dr.html
レビュー
ドライブ本体
ディスクのセットについて
ドライブのフタは,「OPEN」ボタンを押すことで開けることができます。
ドライブにディスクがセットされていない状態で,PC(マイコンピュータ・コンピュータ)の「BD-REドライブ」をダブルクリックしても開きます。
ドライブにディスクがセットされている場合は,「BD-REドライブ」のアイコンを右クリックし,「取り出し」をクリックすればフタが開きます。
USBケーブルをPCに接続していない状態では「OPEN」ボタンを押してもドライブのフタは開きません。
トレイ式との比較
一般的なブルーレイドライブは「トレイ式」を採用していますが,BDR-XD07シリーズは「クラムシェル型構造」を採用しています。
クラムシェル型のメリットは,片手でディスクの出し入れがしやすいことです。
トレイ式の場合,ドライブ本体を手で押さえて,トレイをもう片方の手で押し込む必要があり,両手を使う必要があります。
クラムシェル型のフタは軽い力で閉めることができるため,両手を使う必要はありません。
動作音について(個人的感想です)
動作音は,通常のブルーレイディスクドライブと同じくらいです。BD-R DL(4倍速対応ディスク)に書き込んでみましたが,書き込み速度が高速になると動作音が大きくなるのはしかたがないことです。
メディア種類 | 書き込み速度 | 動作音 |
---|---|---|
BD-R DL 50GB | 4x対応ディスク | 大きい |
BD-RE 25GB | 2x | 静か |
それに比較して,DVD-ROMの読込の際はそれほど音は大きくないように感じました。
以前使用していたドライブよりも,全体的に,不快な振動が少ないように感じました。
また,以前使用していたドライブよりもディスクをセットしてから,認識や再生開始までの待ち時間が短いように感じました。
ケーブル
USBケーブルは一般的なUSB3.0対応のケーブルと同じく,少し固めです。
USBケーブルの長さは約35cmです。PCのUSB端子が通常の端子(Type-A)である場合には,Type-C変換ケーブルは使いません。Type-C変換ケーブルは,最近のPCのType-C端子に接続する場合に使います。
PC上での表記
タスクトレイのハードウェアの安全な取り外しでは,「Pioneer Blu-ray Drive」と表示されます。
デバイス マネージャーでは,「PIONEER BD-RW BDR-XD07 USB Device」と表示されます。
Power2Go では,「PIONEER BD-RW BDR-XD07 1.00」と表示されます。
パイオニアのブルーレイディスクドライブの選び方
①ポータブル型
パイオニアのブルーレイディスクドライブには,ポータブル型と内蔵型があります。デスクトップパソコンでしか使わない場合には,内蔵型を購入してもよいですが,内蔵型はノートPCでは使えず,他のPCに接続しなおすのも面倒です。原則としてはPCとUSB3.0ケーブル1本で接続できるポータブル型を選ぶとよいでしょう。
②Ultra HD Blu-ray 対応はいらない
パイオニアのポータブルブルーレイディスクドライブには,「Ultra HD Blu-ray」対応のものと非対応のものがあります。「Ultra HD Blu-ray」の再生にはドライブや再生ソフト以外にも,PC本体に要求される動作環境を満たすことが極めて難しくなっているため,あえて高価な「Ultra HD Blu-ray」対応ドライブを購入する必要はないでしょう。「Ultra HD Blu-ray」を再生したい場合には,「Ultra HD Blu-ray」対応ドライブと再生ソフト,動作環境等をすべて満たすことをうたっている,メーカー製の「Ultra HD Blu-ray」対応ノートPCを購入するのが確実です。
③ブルーレイ再生ソフトのWindows 10対応
また,現在ではWindows 10が普及していますが,ブルーレイやDVD-Videoの再生機能はWindows 10 の標準機能には含まれていませんので,ブルーレイ再生ソフトが付属しているモデルを選ぶべきでしょう。
パイオニアのポータブルブルーレイディスクドライブにも,ブルーレイ再生ソフトが付属していない分価格が安く設定されているモデルがありますが,後からブルーレイ再生ソフトを単体で購入する場合には意外と価格が高いため,はじめからブルーレイ再生ソフトが付属しているモデルを選ぶべきでしょう。
ブルーレイ再生ソフトが付属しているモデルでも,少し前に発売されたモデルに付属しているブルーレイ再生ソフトは,Windows 10で使用するために,インストール後のオンラインでのアップデートが必要になるものがあります。ブルーレイ再生ソフトのアップデートは,経験上,高い頻度で問題が発生するため,面倒なことを避けたい場合には,最近発売されたモデルでWindows 10に対応したブルーレイ再生ソフトが付属しているモデルを選ぶべきでしょう。
④スロットインよりもクラムシェル
BDR-XS06J などのスロットローディングドライブは,ディスクの挿入・取り出しがしやすいというメリットがありますが,ディスクに傷がつく可能性があること,ドライブの故障によりディスクが取り出せなくなる可能性があることを考慮する必要があります。
個人的には,クラムシェル型でもディスクの出し入れを片手ですることができるため,前記のリスクを考えるとクラムシェル型ドライブを選びたいと思います。それほど価格は変わらないので,スロットローディングが好きな方は選んでも問題ないと思います。
結論
①~④を踏まえると,BDR-XD07BK/R/Wがおすすめです。色は好みで選んでよいでしょう。末尾のBKが黒,Wが白,Rは赤です。