乾電池式モバイルバッテリーの利点
乾電池式モバイルバッテリーは、単3のアルカリ乾電池、単3のニッケル水素電池(eneloop)を用意すれば,スマートフォンを充電できます。
停電時に便利なため、非常用の備蓄としてそなえておくとよいでしょう。
eneloopであれば、自然放電も少なく、充電して繰り返し使用できます。
モバイルバッテリーに乾電池を入れたままにしておくと、液漏れするおそれがあるため,乾電池は取り外して保管しておきましょう。
商品
2023年8月現在
Panasonic BH-BZ40K [乾電池式モバイルバッテリー エボルタNEO付]
¥1,610(2023年8月28日現在)
Panasonic BQ-CC87L
¥2,564(2023年8月28日現在)
Panasonic K-KJ87MCC40L【充電器+エネループ単3形4本】
¥4,200(2023年8月28日現在)
Panasonic BQ-CC87L+BK-3MCC/4SA【充電器+単3形4本/Amazon.co.jp限定】
通常は、種類、容量の異なる電池は使用できませんが、パナソニックの「BH-BZ40K」「BQ-CC87L」に限り、種類、容量の異なる電池を使用できます。
「BQ-CC87L」は、eneloopを充電することができます。「BH-BZ40K」は放電のみです。
付属するのはmicroUSBケーブルのため,Type-Cケーブルを別途用意する必要があります。
2019年2月現在
※2023年8月現在、取り扱いがあるかは未確認です。
TOPLAND SV-20 (セブンイレブン専用商品)
セブンイレブン専用商品
USB Type-C ケーブル付属
多摩電子工業 FD35C
ファミリーマート
USB Type-C ケーブル付属
【注意】Type-C以外のケーブルは多摩電子工業製のUSBケーブルのみ対応
多摩電子工業 FD35C (ファミリーマート)
多摩電子工業 電池4本交換式チャージャー USB Type-C 用
メーカー:多摩電子工業
型番:FD35C
JAN:451870781777
価格:1,480円(税込1,598円)
中国製
テスト電池:FDK アルカリ乾電池 LongLife 単3×4本(インドネシア製)
ケーブル長さ:90cm
メーカー保証:6ヶ月
対応電池:単3形アルカリ乾電池・ニッケル水素充電池・リチウム乾電池
付属のケーブルに電源スイッチの役割を持たせているため,付属ケーブル以外のケーブルを使用した場合には,充電ができない場合が多いようです(2018年にお客様相談室に確認)。
microUSB端子のスマートフォンに充電する場合などは,多摩電子工業製のケーブル単品製品の用意が必要になります。NTTドコモ純正の「microUSB接続ケーブル 01」でも充電できませんでした。
TOPLAND SV-20 (セブンイレブン専用商品)
TOPLAND 乾電池式充電器 タイプC 1m
メーカー:TOPLAND トップランド
型番:SV-20
JAN:4936960112742
価格:1,280円(税込1,382円)
日本製
テスト電池:パナソニック アルカリ乾電池(金パナ) 単3×4本(タイ製)
USBケーブル:長さ100cm(中国製)
メーカー保証:6ヶ月
対応電池:単3形アルカリ乾電池・ニッケル水素電池
充電器本体の厚みが1.8cmのため,不要になった場合でも,メルカリのゆうパケット(厚さ3cmまで,175円)やネコポス(2.5cmまで,195円)で送ることができて便利です。
多摩電子工業 FD35C とは異なり,トップランド SV-20 はUSB規格認証品であれば概ね利用可能のようです(2018年にトップランドお客様窓口に確認)。
トップランドの乾電池式充電器の中では,SV-20(セブンイレブン専用商品)のみが本体にスイッチを備えているため,ケーブルの汎用性が高くなっています。SV-20以外のトップランドの乾電池式充電器については,多摩電子工業の製品と同様,充電ケーブルに電源スイッチの役割を持たせているため,専用のケーブルが必要になりますので,注意が必要です。
TOPLAND SV-20(セブンイレブン専用商品)の実測値
測定条件
(1) au SHV31 (2,120mAh),バッテリー残量62%の状態で充電開始
(2) 他社製microUSBケーブル(NTTドコモ microUSB接続ケーブル 01)を使用
経過時間 | バッテリー残量 |
0分 | 62% |
21分 | 70% |
45分 | 77% |
113分 | 90% |
139分 | 92% |
充電開始直後は20分あたり7~8%程度の速度で充電できますが,乾電池のパワーが落ちてくるためか,終盤では20分あたり2%以下の速度での充電になります。
日常的に使用するには,もちろんAC電源で充電するリチウムイオン電池を内蔵したモバイルバッテリーのほうがコストパフォーマンスに優れます。
しかし,非常時などAC電源が得られない状況でスマートフォンを充電する必要があるときには,単3乾電池を調達すればとりあえず通信手段を確保できるという意味で,乾電池交換式の充電器は便利です。非常用持ち出し袋に多めの単3電池とともに乾電池交換式の充電器を備蓄しておくとよいでしょう。