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アンテナを立てないでnasneを使う – フレッツ・テレビ、J:COM

アンテナを立てることの問題点

nasneでテレビを視聴するためには、何らかの方法でテレビの電波を受信する必要があります。

原則は、アンテナを立ててテレビの電波を受信します。しかし、住宅の外観が損なわれる、強風によりアンテナが倒れるおそれがある、天候によってブロックノイズが発生する、などの欠点があります。

地上デジタル放送であれば、室内アンテナという選択肢もありますが、電波塔に近い強電界の地域でしか利用できない点に注意が必要です。

BS・CS放送は、衛星からの電波が弱く、窓ガラスやカーテンなどでも受信状況に影響が出るため、屋外にパラポラアンテナを設置する必要があります。

アンテナを立てないという選択肢

アンテナを立てないで、テレビの電波を受信する方法としては、「フレッツ・テレビ」や「J:COM」などがあります。

フレッツ・テレビとは

「フレッツ・テレビ」とは、NTT東西が提供する光回線インターネット「フレッツ光」、「ひかり電話ネクスト(光IP電話)」のオプションとして提供されているテレビサービスです。

「フレッツ・テレビ」の料金は、地上デジタル放送・BS放送(無料放送)が825円(税込)です。

「フレッツ・テレビ」では、地上デジタル放送、BS放送、CS放送(プレミアムサービス以外)がすべてパススルー方式で配信されています。

パススルー方式なので、「フレッツ・テレビ」では、nasneで地上デジタル放送、BS放送、CS放送(プレミアムサービス以外)を直接視聴、録画することができます

「フレッツ・テレビ」の契約には、フレッツ光』または『コラボ光』の光回線のインターネット契約」または、「ひかり電話ネクスト(光IP電話)」のいずれかの契約が必要です。

「フレッツ光」または「コラボ光」と「フレッツ・テレビ」のセット

「フレッツ光」または「コラボ光」のインターネット契約のオプションとして、「フレッツ・テレビ」を契約することができます。

「コラボ光」とは、「ドコモ光」「ソフトバンク光」など、「フレッツ光」の回線を利用したインターネット回線です。

「ひかり電話ネクスト」と「フレッツ・テレビ」のセット

「ひかり電話ネクスト(光IP電話)」が、2023年3月31日より提供開始されました。

「ひかり電話ネクスト(光IP電話)」のオプションとして、「フレッツ・テレビ」を契約することができます。

電話とテレビのセットが、基本プラン2,750円+フレッツ・テレビ825円=3,575円(税込)で利用できるようになりました。

「ひかり電話ネクスト」が登場する前は、「フレッツ・テレビ」を利用するためには、「フレッツ光」または「コラボ光」の光回線のインターネット契約が必要でした。ひかり電話ネクストの登場により、より柔軟に「フレッツ・テレビ」を利用できるようになりました。

J:COMとは

J:COM TVでは、nasneで、BS・CSは録画できませんので、ご注意ください!

J:COMは、ケーブルテレビ会社です。

J:COM TV では、地上デジタル放送のみがパススルー方式で配信されています。nasneで直接視聴、録画することができるのは、地上デジタル放送のみです。

しかし、J:COMでは、BS放送、CS放送は、トランスモジュレーション方式でパススルー方式ではないため、nasneで視聴、録画できませんので注意が必要です。

J:COMは、テレビサービス単体での契約自体は可能ですが、インターネットまたは電話とのセットでないと割高になっています。

結論

nasneでテレビを視聴、録画するという観点からみれば、「フレッツ・テレビ」一択といえるでしょう。

現在「フレッツ光」または「コラボ光」のインターネット回線を契約しているのであれば、「フレッツ・テレビ」が月額825円で利用できます。

他社のインターネット回線を利用中で、「フレッツ光」または「コラボ光」への乗り換えをするのであれば、「フレッツ・テレビ」が月額825円で利用できます。

他社のインターネット回線を利用中で、インターネット回線はそのままで、テレビだけ追加する場合は、nasneで地上デジタル放送、BS放送、CS放送(プレミアムサービス以外)を視聴、録画することができる「フレッツ・テレビ」を、電話とテレビのセットで3,575円(基本プラン2,750円+フレッツ・テレビ825円)で利用できます。

nasneで、地デジ・BS・CS(プレミアムサービスを除く)の3つすべてを視聴・録画したい場合には、フレッツ光の「フレッツ・テレビ」または「光コラボ」の回線のテレビサービスを選ぶとよいでしょう。(一部地域限定で提供されている光回線で、地デジ・BS・CSをパススルー方式で配信しているテレビサービスでも可。)

補足説明

「フレッツ・テレビ」について

Q フレッツ・テレビだけ契約することはできますか?

フレッツ・テレビだけ契約することはできません。

「『フレッツ光』または『コラボ光』の光回線のインターネット契約」または、「ひかり電話ネクスト(光IP電話)」のいずれかの契約が必要です。

Q 光コラボとは何ですか?

「光コラボレーション」(光コラボ)とは、NTTから光コラボ事業者に卸売された光回線です。

光コラボの場合、プロバイダ(光コラボ事業者)が光回線とプロバイダをセットで提供します。なお、フレッツ光の場合は、光回線はNTT、プロバイダは「BIGLOBE」や「So-net」などの別会社の契約になります。

光コラボの例としては、ドコモ光・SoftBank光・So-net光・@nifty光などがあります。

光コラボが提供する回線は、NTTのフレッツ光と同じもので、光コラボが提供するテレビサービスの内容も、「フレッツ・テレビ」と同じものです。

光コラボのテレビサービスの名称は、各社で「ドコモ光テレビオプション」「ソフトバンク光テレビ」「So-net 光 コラボテレビ」「@nifty光テレビ」などと異なりますが、サービス自体は「フレッツ・テレビ」と同じものです。

Q ひかりTVはnasneで見られますか?

いいえ。「フレッツ・テレビ」と「ひかりTV」は別のサービスです。

「ひかりTV」はパススルー方式ではありませんので、nasneで視聴、録画することはできませんので、注意してください。

nasneで視聴、録画できるパススルー方式のテレビサービスは「フレッツ・テレビ」です。

「J:COM」のテレビについて

Q J:COMで地デジのみ契約したい

J:COMで地デジのみ単独で契約することは困難です。一部の地域では地デジのみコースが存在するようですが、Webサイトやパンフレットには掲載されておらず、よく分からないのが現状です。

J:COMでテレビのみ契約すると、多チャンネル契約になり、セットトップボックス(STB)が設置されると思います。パススルーの地デジ以外はすべてSTBを経由して視聴しなければならないため、nasneでは視聴することができません。

また、J:COMでテレビのみの契約は割高なため、「ひかり電話ネクスト」と「フレッツ・テレビ」のセットとそれほど料金が変わらなくなっています。そのため、J:COMでテレビのみ契約するくらいであれば、「ひかり電話ネクスト」と「フレッツ・テレビ」のセットにしたほうがよいのではないかと思います。

auひかりについて

Q. auひかりにテレビサービスはありますか?

残念ながら、auひかりに地デジのパススルーのテレビサービスはありません。

ただし、J:COMがauひかりの回線を利用して提供する「J:COM NET 光 1Gコース on auひかり」に「J:COM TV」のテレビサービスを組み合わせれば、地上デジタル放送のみであれば、nasneで録画できます。この場合、インターネットはauひかりの光回線、電話とテレビはケーブルテレビの同軸ケーブルの回線での提供となります。

スマホと固定回線のセット割引について

※フレッツ光にはセット割引がありません。

※一般的に、セット割の適用には、光回線インターネットと光回線電話の2つの契約が必要です。

1.コラボ光(フレッツ・テレビが利用可)

地上デジタル放送、BS放送、CS放送(プレミアムサービス以外)をパススルー方式で配信

ドコモとのセット割引
ドコモ光(ドコモ光テレビオプション) 【ドコモ光セット割】
NTTドコモ のスマートフォンの料金から規定の金額が割引
割引額は料金プランによって異なる
auとのセット割引
So-net 光コラボレーション(So-net 光 コラボテレビ) 【auスマートバリュー】
au (KDDI) のスマートフォンの料金から規定の金額が割引
割引額は料金プランによって異なる
※So-netの他の光回線プラン・NURO光は対象外
@nifty光(@nifty光テレビ) 【auスマートバリュー】
au (KDDI) のスマートフォンの料金から規定の金額が割引
割引額は料金プランによって異なる
※@niftyの他の光回線プランは対象外

※「So-net 光コラボレーション」や「@nifty光」は、NTT系の「フレッツ光」の回線を使用しているにもかかわらず、auのセット割引「auスマートバリュー」が適用されます。

ソフトバンクとのセット割引
SoftBank光(ソフトバンク光テレビ) 【おうち割 光セット】
ソフトバンク のスマートフォンの料金から規定の金額が割引
割引額は料金プランによって異なる

2.J:COM TV

地上デジタル放送のみパススルー方式で配信

auとのセット割引
J:COM NET 【auスマートバリュー】
au (KDDI) のスマートフォンの料金から規定の金額が割引
割引額は料金プランによって異なる

※auスマートバリューの適用には、J:COM TV・J:COM NET・J:COM PHONE(固定電話・IP電話)のうち、いずれか2サービス以上の加入が必要です。

J:COM NET のインターネット回線について

J:COMは同軸ケーブルを利用したインターネット「J:COM NET 320M」などと、auひかりの回線を利用したインターネット「J:COM NET 光 1Gコース on auひかり」の2種類のインターネット回線を提供しています。

「J:COM NET 320M」は同軸ケーブルを利用したインターネットのため、その性質上、上り速度(データ送信速度)が10Mbpsにとどまります。大容量のデータを送信する際に時間がかかる点がデメリットになります。

「J:COM NET 光 1Gコース on auひかり」は「auひかり」の回線を利用したインターネットのため、送信・受信ともに「1Gbps(=1000Mbps)」ですが、月額料金が少し高くなります。

「J:COM NET 320M」のメリットとしては、同軸ケーブルの宅内配線がスター配線の場合には、壁にアンテナ端子がある場所であれば、どこでもケーブルモデムを設置することができる点です。「J:COM NET 光 1Gコース on auひかり」の場合には、引き込み場所からONU設置場所まで光ファイバーケーブルを配線する必要があります。

3.地域限定の光回線

auとのセット割引
eo光
(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山・福井)
【auスマートバリュー】
au (KDDI) のスマートフォンの料金から規定の金額が割引
割引額は料金プランによって異なる

※auスマートバリューの適用には、「eo光ネット」+「eo光電話」の契約が必要です。
「eo光は、地デジ・BSをパススルー方式で配信(→BSパススルー|eo光テレビ

「コミュファ光」
(中部)
【auスマートバリュー】
au (KDDI) のスマートフォンの料金から規定の金額が割引
割引額は料金プランによって異なる

※auスマートバリューの適用には、「光ネット」+「光電話」の契約が必要です。
※「コミュファ光」でも、地デジ・BSをパススルーで視聴することができます。
(→コミュファ光テレビ

4.比較表(参考)

フレッツ・テレビ J:COM TV
地デジ ◎パススルー(nasneで録画可能) ◎パススルー(nasneで録画可能)
BS ◎パススルー(nasneで録画可能) ×トランスモジュレーション
(STBが必要)(nasne不可)
CS(プレ以外 ◎パススルー(nasneで録画可能) ×トランスモジュレーション
(STBが必要)(nasne不可)
CSプレミアム ×専用チューナーが必要
(nasne不可)
×トランスモジュレーション
(STBが必要)(nasne不可)
設置機器(通信) ・ONU1台のみ
(NET・電話・TV)
・ケーブルモデム(NET)
またはONU(auひかりコースの場合)
・VoIPモデム(PHONE)
設置機器(STB) 地デジ・BS・CS(プレミアム以外)はSTBの設置が不要
CS(プレミアムサービス)は専用チューナーが必要
地デジのみ、STB不要で視聴可能
BS・CSはTV1台ごとにSTB設置が必要
テレビの単独契約 テレビ単独の契約は不可
インターネットとテレビのセット、または電話とテレビのセットが最低限必要
テレビのほかに、フレッツ光・コラボ光の光回線または「ひかり電話ネクスト」の契約が必要
地デジ単独コースは契約困難
原則多チャンネル契約必要(STB設置)
多チャンネル契約であれば単独契約可能
テレビ料金 月額825円(税込)
CS放送は追加料金が必要
単独契約だと高額のため、インターネットとセットで契約が現実的

※nasneで録画可能な場合、市販のブルーレイディスクレコーダーでも録画可能です。

※STBを使用する場合には専用のレコーダー(有料でレンタル)が必要で、nasne や市販のブルーレイディスクレコーダーでは録画できませんので注意が必要です。

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